モジュールの概要
ハードウェア資産管理モジュールでは、次の2つの管理を行うことができます。
- 本システムのアプリケーションソフトをインストールした端末におけるハードウェアの情報
- 本システムのアプリケーションソフトがインストールできない物品の情報
以下では、その2つについて説明します。
ハードウェア情報
概要
本システムのアプリケーションソフトをインストールした端末におけるOS、およびデバイス情報を自動で取得し、管理画面上で表示します。
できること
- 自動取得したOS、およびデバイス情報の閲覧
- 各ハードウェアについてメモの追加
- カスタム項目の追加、編集、削除
ハードウェア一覧
ハードウェアの詳細(ターゲット別)
表示項目
自動取得項目
- アカウント名
- 端末名
- OSの種類
- OSのバージョン
- OSのアーキテクチャ
- シリアル番号(BIOS)
- OSインストール日・更新日
- プロセッサ名
- プロセッサ数
- クロック周波数
- コア数
- メモリ
- HDD空き容量
- HDD総容量
- IPアドレス
- 物理アドレス(MAC)
- 製造元
- 型番
- 最終更新日
※ PCの種類によっては、製造元と型番の項目が空となる場合があります。
任意項目
- メモ欄
- カスタム項目
📖 カスタム項目例
- 保有者
- 保管場所
- 管理番号
CSVダウンロード
- ハードウェア一覧をCSV形式のファイルでダウンロードすることが可能です。
情報更新のタイミング
次の2つのタイミングで、端末の情報が更新されます。
- 本システムのアプリケーションソフトの起動時
- 本システムのアプリケーションソフトが起動してから12時間ごと
カスタム項目のインポート
前述のカスタム項目を1つずつ追加、編集、削除するのではなく、画面右上の「カスタム項目のインポート」より一括で操作することができます。
操作の詳細については、下記のページを参照してください。
https://checker-series.zendesk.com/hc/ja/articles/11764333326607-ハードウェア-ソフトウェア資産管理におけるカスタム項目のインポート方法
物品情報
概要
本システムのアプリケーションソフトで自動的に取得できないプリンターやルーター等の物品を管理します。
できること
- 手動で1つずつ物品の登録、編集、削除
- CSVファイルにて一括で複数の物品の登録、編集
- カスタム項目の追加、編集、削除
初期状態
物品がまだ1つも登録されていない状態では、下図の様に表示されます。
物品の個別操作
物品の登録
画面右上の「物品を登録」ボタンをクリックします。
下図の様なダイアログが表示されるので、必要事項を入力して、「登録」ボタンをクリックします。
-
品名(必須項目)
- 任意の文字列(128文字まで)を入力します。
-
管理番号(必須項目)
- 任意の文字列(128文字まで)を入力します。
-
デバイス種別
- 次の5つの項目から選択します。なお、項目の編集は出来ません。
- 指定しない
- 入力機器
- プリンター
- ルーター
- その他
- 次の5つの項目から選択します。なお、項目の編集は出来ません。
-
資産種別
- 次の5つの項目から選択します。なお、項目の編集は出来ません。
- 指定しない
- 固定資産
- 消耗品
- リース品
- レンタル品
- 次の5つの項目から選択します。なお、項目の編集は出来ません。
-
購入日
- 年月日を「YYYY/MM/DD」の形式で入力するか、右側のカレンダーアイコンをクリック後、表示されるカレンダーから年月日を選択します。
登録後、下図の様に物品が表示されます。
物品の編集
登録された物品を編集する場合、編集したい項目の左端にある縦並びの「・・・」ボタンをクリックし、「物品を編集」を選択します。
登録済みの値が入力されたダイアログが表示されるので、必要に応じて編集し、「保存」ボタンをクリックします。
物品の削除
登録された物品を削除する場合、その項目の左端にある縦並びの「・・・」ボタンをクリックし、「物品を削除」を選択します。
確認ダイアログが表示されるので、内容を確認した上で「削除する」ボタンをクリックしてください。また、削除した項目を元に戻すことはできませんので、注意してください。
カスタム項目
カスタム項目とは、物品管理をする上で、既定の項目(品名、管理番号、デバイス種別、資産種別、購入日)のみでは項目が足りない場合に使用します。
カスタム項目の追加
物品一覧における右端の「カスタム項目を追加」ボタンをクリックします。
タイトルを入力ダイアログが表示されるので、入力後に「保存」ボタンをクリックします。
なお、カスタム項目を追加する際には、次の注意事項があります。
- 追加できるカスタム項目の数は20個までです。
- タイトルの文字数は128文字までです。
- 同じタイトル名を指定することはできません。
カスタム項目を追加後、下図の様に表示されます。
カスタム項目の編集
登録されたカスタム項目を編集する場合、編集したい項目の右端にある縦並びの「・・・」ボタンをクリックし、「タイトルを編集」を選択します。
登録済みの値が入力されたダイアログが表示されるので、必要に応じて編集し、「保存」ボタンをクリックします。
カスタム項目の削除
登録されたカスタム項目を削除する場合、その項目の右端にある縦並びの「・・・」ボタンをクリックし、「列を削除」を選択します。
確認ダイアログが表示されるので、内容を確認した上で「削除する」ボタンをクリックしてください。また、削除したカスタム項目を元に戻すことはできませんので、注意してください。
カスタム項目の値
追加された項目について、各物品における値を設定することができます。
値の編集
カスタム項目を追加後、値を追加したい物品の鉛筆アイコンをクリックします。値を入力するポップアップが表示されるので、文字列(128文字まで)を入力後、「保存」ボタンをクリックします。
値を削除する場合は、入力した文字列を全て削除後、「保存」ボタンをクリックします。
物品の一括操作
複数の物品を登録する際に、作業を簡易化できます。
また、既存でエクセル等で管理されている場合、登録用のフォーマットに従ってデータをコピー&ペーストすることで、作業時間を短縮することができます。
編集用テンプレートファイルのダウンロード
画面右上の「CSVで一括登録」ボタンをクリックします。
CSVで一括登録のダイアログが表示されるので、「ダウンロード」ボタンをクリックします。登録済みの物品情報を含めたテンプレートファイルがCSV形式でダウンロードされるので、ダウンロードが完了するまで待ちます。
テンプレートファイルの編集
前節でダウンロードした CSV ファイルをテキストエディタや Microsoft Excel などで編集します。Microsoft Excel がインストールされている場合、CSV ファイルをダブルクリックすると、Microsoft Excel が自動で起動し、編集を開始できます。
物品が登録されていない場合
物品が1つも登録されていない状態で CSV ファイルをダウンロードして開くと、下図の様にタイトルのみが表示された状態となっています。
ID の列は空白のまま、登録する物品の情報を入力します。その際、カスタム項目についても同時に登録することができるため、必要に応じて入力してください。
なお、CSV ファイルの編集において、次の注意事項があります。
- 固定項目について
- ID および固定項目のタイトル名は変更しないでください。
- 品名と管理番号は必須項目で、128文字までです。
- デバイス種別は未入力でも良いですが、入力する場合は「入力機器」「プリンター」「ルーター」「その他」のいずれかを入力してください。
- 資産種別は未入力でも良いですが、入力する場合は「固定資産」「消耗品」「リース品」「レンタル品」のいずれかを入力してください。
- 購入日は未入力でも良いですが、入力する場合は「YYYY/MM/DD」もしくは「YYYY/M/D」の形式で入力してください。
- 例)「2025/01/01」もしくは「2025/1/1」
- 「品名」と「管理番号」の組み合わせで同じ物品を登録することはできません。
- 例)登録可能なケース
-
- 列2に、品名「エプソンプリンター」、管理番号「000001」
- 列3に、品名「エプソンプリンター」、管理番号「000002」を記入した場合
-
- 例)登録不可なケース
-
- 列2に、品名「エプソンプリンター」、管理番号「000001」
- 列3に、品名「エプソンプリンター」、管理番号「000001」を記入した場合
-
- 例)登録可能なケース
- カスタム項目について
- 追加できる項目数は20個までです。
- 項目のタイトルおよび値は128文字までです。
- タイトルは空白にできません。
- 同じタイトル名は追加できません。
すべての編集が完了したら、保存します。
物品が登録されている場合
物品が1つ以上登録されている状態で CSV ファイルをダウンロードして開くと、下図の様に登録済みの物品も表示された状態となっています。
登録済みの物品について変更を行う場合、IDのセルは変更せずに、その他の項目の値を変更してください。
追加で物品を登録する場合、前節と同様にIDのセルは空白にして項目を追加してください。
テンプレートファイルの登録
テンプレートファイルの修正が完了したら、そのファイルをアップロードします。
テンプレートファイルをダウンロードした画面へ戻り、ファイルのアップロードが完了すると、テンプレートファイルの内容ですべての値が更新されます。
注意事項
物品の一括操作では、物品を削除する処理は行いません。
例えば、下図の様に3つの物品が登録されている状態で、テンプレートファイルをダウンロードし、CSV ファイルの編集時に品名「RTX5000」の行を削除し、その結果をアップロードしたとしても、品名「RTX5000」の項目が更新されないだけで、その他の項目の追加、更新が行われます。
登録内容のCSV出力
画面右上の「CSV ダウンロード」ボタンをクリックすると、登録済みの物品一覧が CSV 形式でダウンロードされます。
ダウンロードしたファイルは前章の物品一括操作用のテンプレートファイルと同じなので、アップロード用にそのまま使用することができます。
物品の絞り込み表示
物品一覧の上部に、表示項目を絞り込むためのフィルターがあります。
下図の様に矢印をクリックすると、絞り込み条件が表示されます。
「+追加する」ボタンをクリックすると、絞り込み条件を追加することができます。絞り込み条件は固定項目について指定することができますが、カスタム項目については指定できません。
「品名」と「管理番号」については文字列指定、「デバイス種別」と「資産種別」については項目の選択、「購入日」については期間の範囲指定を設定することができます。
絞り込み条件を設定後、「絞り込む」ボタンをクリックすると、設定された絞り込み条件で物品一覧を表示します。