概要
端末にインストールされているソフトウェアに関わる一連の操作を監視します。
できること
-
ソフトウェアに関する IT 資産管理情報の収集と表示
-
ソフトウェアの配布
ソフトウェア資産管理
▲ソフトウェア資産管理_一覧(ターゲット別)
▲ソフトウェア資産管理_詳細(ターゲット別)
表示項目
自動取得項目
- ソフトウェア名、製造元
- 管理対象ごとのバージョン名、インストール日
※ ソフトウェアの種類によっては、製造元と型番の項目が空となる場合があります。
任意項目
- カスタム項目
設定例
- 有料プラン契約日
CSVダウンロード
- ターゲットごとに、インストールされているソフウトウェアのリストをダウンロードすることが可能です。
- ソフトウェアごとに、インストールしているターゲットのリストをダウンロードすることが可能です。
補足事項
-
情報を取得するタイミングについて
- Watchyのアプリ起動時
- Watchyのアプリ起動後、12時間ごと
-
対象となるソフトウェア・対象とならないソフトウェア
- Microsoft Storeからインストールもしくは、インストーラを使用してインストールしたソフトウェアが取得対象です。
- これら以外でコピー、もしくはダウンロードした実行ファイル(.exe)は取得対象外となります。
ソフトウェア配布
目的
配布したいソフトウェアを配布先に指定されたターゲットへインストールすること。
配布可能なソフトウェア
以下の2種類のソフトウェアを配布することができます。
- Windows インストーラーからインストールするソフトウェア (※インストーラーファイルを用意して頂く必要があります。)
- MS ストアからインストールするソフトウェア
メインページ
操作の流れ
- 配布するソフトウェアのリストを作成します。
- 登録された配布ソフトウェアについて、配布対象ターゲットを指定して、ソフトウェアを配布します。
配布ソフトウェアリストの初期画面
配布ソフトウェアを登録するボタンよりインストーラーもしくはストアの情報を登録(※1)します。
※1:一度登録した情報は編集できませんので、修正が必要となった配布ソフトウェアについては、削除後に新たに登録し直して下さい。
インストーラーの場合
- ソフトウェアの種別で「インストーラー」を選択します。
- ファイルを選択するボタンより、インストーラーファイル(※1)を選択します。
- ソフトウェア名、およびバージョン情報(※2)を入力し、登録するボタンをクリックします。
※1:
- インストーラーのファイルは予め準備していただく必要があります。
- ファイル形式は「exe」もしくは「msi」のみです。複数ファイルにまたがるインストーラーには対応していません。
- 登録可能なファイルサイズは、1ファイル当たり500MB以下です。
※2:こちらのページ(ソフトウェア配布「ソフトウェア識別情報」を入力する)を参照してください。
ストアの場合
- ソフトウェア種別で「ストア」を選択します。
- プロダクトID(※1)を入力します。
- ソフトウェア名(※2)を入力し、登録するボタンをクリックします。
※1:こちらのページ(ソフトウェア配布「ソフトウェア識別情報」を入力する)を参照してください。
※2:こちらのページ(ソフトウェア配布「ソフトウェア識別情報」を入力する)を参照してください。
配布ソフトウェアリストの登録後の画面
配布ソフトウェアを登録すると、リストに項目が追加されます。
インストーラーについては、合計2GBまで登録することができます。2GBを超える場合、不要となったソフトウェアを削除後、新たなインストーラーを登録してください。
但し、削除したソフトウェアが配布中の場合、配布ソフトウェアリストから対象の項目は削除されますが、インストーラーは削除されません。その場合、配布処理がが終了した際に、インストーラーが削除されます。
ソフトウェアの配布を行う
- メインページより、ソフトウェアを配布するボタンをクリックします。
- 配布ソフトウェアを選択(※1)します。
- 配布期限(※2)を指定します。
- 配布するターゲットを選択(※3)し、次へボタンをクリックします。
- 設定された内容を確認するページへ遷移するため、設定内容の修正が必要なければ実行するボタンをクリックします。設定内容の修正が必要ならば戻るボタンをクリックします。
- メインページへ戻ると、ステータスが配布中の項目が追加されています。
※1:配布ソフトウェアリストに登録されたソフトウェアが表示されます。
※2:翌日から30日以内の範囲で設定が可能です。
※3:ターゲットを選択する際、グループでの表示フィルタ、ターゲットの一括選択、一括選択解除ができます。但し、一度に配布可能なターゲット数は500までです。
<ソフトウェアの配布を設定する初期画面>
<ソフトウェアの配布を確認する画面>
<配布履歴作成後の画面>
配布履歴の詳細
メインページにて、作成した配布履歴の詳細ボタンをクリックすると詳細内容が表示されます。詳細画面では、各ターゲットの配布状況を確認することができます。
ソフトウェア配布の完了
配布対象ターゲットへ正常にソフトウェアの配布が完了した場合、配布履歴のステータスが配布完了となります。また、詳細画面では、ターゲットの配布状況も完了となっています。
ソフトウェア配布の対象ターゲットの追加
配布履歴を作成後、配布履歴のステータスが配布中(※1)の場合のみ、配布対象ターゲットを追加することができます。その際は、配布履歴の詳細画面より、ターゲットを追加するボタンより追加したいターゲットを選択してください。
逆に、配布履歴作成時に選択したターゲットの解除はできません。
※1:配布ステータスが配布完了、未完了もしくは配布中止の場合、ターゲットは追加できません。
ソフトウェア配布の中止
ソフトウェア配布の履歴を作成後、配布が完了していないが配布を取り消したい場合、配布履歴の詳細画面より、配布を中止するボタンをクリックしてください。
中止処理後、対象の配布履歴のステータスは配布中止となります。
中止の取り消しはできませんので、再配布を行いたい場合は、改めて配布履歴を作成してください。
配布期限が切れてしまった場合
何らかの理由で、配布履歴作成時に指定された期限内に配布が完了しなかった場合、配布履歴のステータスが未完了に変更され、配布処理が強制的に終了します。
再配布を行いたい場合は、改めて配布履歴を作成してください。
ソフトウェア配布の処理のサイクル
ソフトウェアの配布対象ターゲット上のパソコンにインストールを行う処理は、3時間に1回の頻度で行われます。
ソフトウェア資産管理のモジュールを有効化にしてから約3時間後、もしくは既に有効化済みの場合はチェッカーアプリが起動してから約3時間後に実行されます。
配布されたソフトウェアがインストール済みの場合、もしくはインストールが完了した場合、そのソフトウェアについてのインストール処理は行われなくなります。
インストーラーでソフトウェアをインストールする際の注意事項
標準ユーザーで Windows へログインしている場合、ソフトウェアをインストールする際にそのパソコンにおける管理者のIDとパスワードが求められます。管理者情報を入力しなかった場合、ソフトウェアのインストール処理は中断され、配布状況は未完了のままとなります。
管理者ユーザーで Windows へログインしていたとしても、UAC(User Account Control)が有効になっている場合、ソフトウェアをインストールする際に確認ダイアログが表示されます。この確認ダイアログで「いいえ」を選択した場合も同上となります。
<標準ユーザーでログインした場合に表示されるダイアログ>
<管理者ユーザーでログインした場合に表示されるダイアログ>
ストアアプリでソフトウェアをインストールする際の注意事項
ストアアプリでソフトウェアをインストールする際、全てバックグラウンドで処理が行われるため、ターゲットのパソコン上で何か特別な操作は必要ありません。
但し、ターゲットのパソコンには予め Windows Package Manager Source(winget)がインストールされている必要があります。
もし、ストアアプリの配布でターゲットの配布状況が完了にならない場合、Windows Package Manager Source(winget)がインストールされているかどうかの確認をしてください。
なお、Windows Package Manager Source(winget)自身、ストアアプリのため、このストアアプリを本機能で配布することはできません。
インストーラーが何度も実行されてしまう場合
インストーラーの配布で、ソフトウェアをインストールしたにも関わらず、同じインストーラーが再実行される場合、配布履歴で選択したソフトウェアの情報(ソフトウェア名とバージョン)がソフトウェア資産管理で取得される情報と一致しているか否かの確認をして下さい。